視点Perspective A4:被造物ケア
被造物ケアを捉えるには、三位一体の神、天地創造、終末や再臨、新しい天と新しい地について、包括的理解が求められます。
旧約聖書はじめの創世記から新約聖書おわりの黙示録にいたる全巻を通して、各文脈を捉え、つなぎ合わされた文脈を捉え、全体像を把握して行くことが求められます。黙示録は啓示の書ですが、ギリシャ語が語源のApocalypseではなく、聖書文脈ではRevelationが利用されます。
被造物ケアCreation Careの宣教協力は、災害先進国日本、課題先進国日本では、戦後の復興や災害からの復旧・復興を通して開始されました。スコピエ地震1963からの復興とTokyo1964が並行して推進されました。ローザンヌ世界宣教会議は、第1回が1974年にローザンヌで、第2回は、昭和天皇の崩御、六四天安門事件、ベルリンの壁崩やソ連・東欧変革など激動の1989年にマニラで開催されました。第3回(2010年 ケープタウン)を契機に、Creation CareをIssueとする受け皿が組成されました。
被造物ケアに向けたビジネス宣教協力やディアスポラ宣教協力は、縁の下の力持ちとして築かれた先達による尊い犠牲と社会貢献を通して展開されてきました。日本福音同盟JEAの宣教協力〔DNJ(2005)~ANRC(2009)~JCE5(2009)~JCE6(2016)~JCE7(2023)~JCE8(2030)〕とローザンヌ運動の宣教協力〔LCWE3(2009)~Seoul 2024~L4(2030~2050)〕が並行推進されています。JCE6プロジェクト「ビジネス宣教協力の次世代構想」は、JCE7プロジェクト「宣教協力の未来開拓~聖書文脈探訪」に更改され、世代間連携による包括的受容と未来共創をめざす事例として提案されています。
21世紀半ばにはDigital Twin、Cyber-Physical SystemにおいてSingularityを乗り越える未来開拓、宇宙ビジネス・量子ビジネスによる未来開拓が展望されます。一方、疫病や災害、テロや戦争、格差や経済破綻は繰り返されます。100歳時代において、全世界において全世代による世代間連携がますます求められます。各アーキテクチャーによるインフラやプラットフォームが同時並行して運用される中、包括的アプローチがますます求められます。
JCE7テーマ「終わりから始める宣教協力」は、コロナ禍のパンデミックから3年(2019/12~2022/11)を経て、中長期計画(2030~2050)と短期計画(2023~2030)が展開される中で提示されています。カンボジアにおける地雷処理技術がウクライナで活用されています。世界各地で大洪水の被害が拡大しており、中長期的な治水・洪水対応が見直されています。
ヤコブ1:17-18 ピリピ2:6-8 詩編96 マタイ24:14 ヨハネ1:1-5 ローマ14:8-9 第1テサロニケ5:1-11 第1コリント15:40-41 コロサイ3:1-4 ヘブル6:7 ヘブル11:3 ピリピ3:20-21 コロサイ1:15-17 ダニエル12:1-4 ハバクク2:1-5 ゼカリヤ1:2~3 ゼカリヤ2:5 ホセア11:7-8、12 イザヤ65:17 黙示録21:1-8 黙示録22:10-13